シンゾーさんからのおたより-その11
2004.4

大家好

冬が終わり、桜の咲くいい季節になりました。お元気ですか。
今回は台湾より春のたよりをお届けします。春といえば桜に決まって いるのですが、台湾では山に登らないと桜を見ることはできません。 それというのも桜は冬を経験しないと花をつけないからです。

そこで、またまた2400mのあの阿里山に登ることになりました。 千鳥が淵の桜並木にはおよびませんが、3月20日に行ったときは 丁度満開で見事でした。白い花は吉野桜でこれは多分日本から持ち 込んだものでしょう。一方、赤みがかった桜の花は台湾の品種です。 不思議なことに、ここでは梅も、桜も、木蓮も、つつじも一斉に花 をつけます。

阿里山の雲海 原住民の里のポール

そして、テレサテンの眠っている墓地の写 真をお届けします。台湾では 当然ながらテレサテンといっても通じませんね。中国名は?麗君 (ダン・リージュン)。本名は?麗。広い墓地。今でも花束と人が切 れることがありません。そして、いつも彼女の歌が流れていて訪れる人 を癒してくれます。

<参考>

 

場所は台湾の北方、基隆から西30キロくらいのところにあります。 地図を見てください。金山(ジンシャン)という地名がありますが、 ここから山に上がって行った所です。僕は基隆(英語ではKeelungと書 きますが、本当はジーロンという)までバスに自転車を積んで、海岸線を 走りました。でも残念ながら、天気が悪くガスがかかっていて海がわは 何も見えませんでした。

 

次回は春茶の産地、坪林(ピンリン)までチャリでいきます。片道30 キロくらいでしょうか。 乞うご期待。

再見

猪原

2004.4(c)Shinzo

 

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