シンゾーさんからのおたより-その23

   
2006.2


大家好。

お元気ですか。
春節で日本に帰ったら、おお寒。こちらになれたら日本の冬は過せませんね。

皆さん、指差し確認を励行していますか。あなたもいつかはきっと中年力(老人力)が出てきます。そのとき、この指差し確認は有効です。継続は力なり。格好は言うとれませんから。あの“右よし”、“左よし”はここでは何というか。台湾高鉄では“手辺(ショウビエン)、“脚辺(ジャオビエン)、“眼晴(イェンジン)ヨシ”(手もと、足下、目先ヨシ)に決まりました。でもちょっと違和感がします。現場の写 真を証拠にとりました。

ぼくの仕事の半分は軌道の保守トレーニングですが、昨年7月からトレーニングを開始し、この2月で全プログラムを完了しました。多くの会社、エンジニアの支援のたまものです。特にJARTS(海外鉄道技術協会)のY先生、元JR西日本のI先生、近畿軌道エンジニアリングのT先生には大変お世話になりました。感謝感謝(ガンシエガンシエ)。でも前に伝えたように、これをマスターしてもいきなり保守ができるわけではありません。

手辺、脚辺、眼晴ヨシ!
トレーニング用のテキスト群

春節が終わると元宵節(ユエンシャオジエ)、いわゆるランタンフェスティバルが始まります。元宵節はその昔、新年はじめての満月を迎えるこの日、天の精霊を見ようと松明を燃やしたのが始まりとされ、今ではそれがランタンにとって代わり、人々がランタンをぶら下げて町をねり歩く祭りとなったということです。今年は2月12日〜19日が元宵節。今年のメインランタンは峰に立ち、未来を切り開く逞しい雄犬と、やさしさに満ちた雌犬が寄り添い、周囲に子犬を配したファミリー像のランタン。家内安全、他民族の融合、繁栄と平和の祈りが込められている、ということでした。場所は中正記念堂。

 

ランタン♪
これは何?
中正記念堂。
アップです。
「2006台北燈節」と書いてある。

 

来月は大陸と目と鼻のところにある金門島にバードウオッチングに行く予定です。ここは台湾防衛の前線基地ですが、Taiwan Natureが多く残っているそうです。
乞うご期待。

再見

2006年2月

 

 2006.3(c)Shinzo

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