Dubai report from Sinzo-6

2008.12 

 サラム・アレイコム(こんにちは)

 日本はもう真冬でしようか。
 日本は大不況の状況ですが、こちらでは不況という感じはありません。湾岸諸国では原油1バーレル20ドルが損益分岐点ということですので、原油の値段が40ドルに下がっても利益は出ます。アラブ首長国連邦(UAE)は2009年も経済成長を続けるだろうと新聞報道。ただ、ここにきて不動産の値段は今後下がるので投資を見合わせるとの調査結果もありますが。
 こちらは12月に入ると急に雲が出ていきなりバケツをひっくり返したような土砂降りが時おりあります。おかげで日本の秋のようなすがすがしい気分になります。道路は排水溝というものがないので、低い所はご覧のような冠水状態。

 クイーンエリザベス2世号(QE2)は、ぼくのホテルから近いポートラシッドにある保税地区にしばらく繋留されています。ここでエンジンを取り外し、5000人を収容できる大劇場に改装した上、最終的には洋上ホテルとしてパームジュメイラで一般公開される予定です。

残念ながらフェンスの外から
夜の光景…輝いていました(ISO3200, 1/3秒、F4)

 12月は盆と正月とクリスマスが同時にきたような感じです。2008年12月2日はUAE建国37年目にあたります。ドバイ政府庁舎もイルミネーションで輝いました。会社の近くから1ディラハムのアブラという泥舟に乗り20分ほど歩くとヘリティッジヴィレッジというところにつきます。近くにはいまでも首長の何番目かにおエライ方が住んでいて、ヴィレッジには昔の生活様式が保存されています。ここで何かの催しがあるはずと踏んだぼくは早速尋ねてみました。

クリークはパトロールや船団で波高し
ドバイ政府庁舎
香を炊いて清める
正装?
マクトゥーム家?この仲間に入れてもらうと油田の一つや二つは
女性の服装、この日は写真もOK
ヘリティッジヴィレッジの中の昔の家
ヘリティッジヴィレッジ
部屋の中
鍛冶屋
踊りと…
…その観衆
おまけ

 そして、7日から10日まではハッジ休暇。正式にはEid Al Adhaというのですが、イスラム教徒にとっては一番大事なメッカへの巡礼のための休暇です。今年は新聞によると178ヶ国から240万人の人が参加したと。
 しかし、われわれにとって休めと言われても、この消化に困るんですよ。こちらの駐在員の人が言っていました。「まだドバイはいい。サウジで社員に休みをとれと言ったら、『頼むから出勤させてくれ』という人がいた」 
 というわけで一日だけ休んであのパームジュメイラへ行きました。ジャーン、次回堂々公開。

 マ・サラマ
 2008年12月

(C) 2008 Shinzo

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