Dubai report from Sinzo-余談

2009.9 

 余談

 あなたの会社ではメールは“××課長殿”ですか。あるいは役職なしの“××殿”ですか。または単に“××さん”でしょうか。
 調べたことはありませんが、たぶんフラットな組織では”××さん“でしょうね。
伝統的な会社では呼び方を急には変えられませんから、“猪原殿”「テニスをやりませんか」というメールが届くんです。
 ぼくはいままで会社でも、遊びでもshinzoあるいはシンゾーさんと呼ばれてきました。
日本の会社からアメリカの会社にクラ替えしてからのことです。ぼくはその方が親しみを感じるからです。日本のカルチャーではファーストネームで呼び捨てにするのは、近親者を除いてめったにありませんが、欧米ではこれが普通です。大統領もかつてロン、ヤスと言っていた。
 問題はそういう背景を理解しないケースです。メールで相手の会社のおエライ人に怒りのメールを送った日本人がいた。となりの席のインド人がそれを見て「日本人には何と呼べばいいんだ」とぼくに聞いてきた。日本語でメールを打つときは“殿”をつけ、英文のメールではHi Jackなんて打つから話がややこしくなるんだ。
 ぼくの印象では相手との距離間はshinzoは30cm、シンゾーさんは50cm、Mr. Inohara
では1.5m。猪原殿は3m位に感じる。みなさんはどうですかあ。

(C) 2009 Shinzo

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