SUNDAY MAINICHI-1

2010.10 

福山の田舎へ帰ったついでに、27,28と2日間かけて"しまなみ海道"を走りました。
尾道から今治まで約80km、通行料は250円。橋はすべて海上 50mくらいの高さにかかっているので多少つかれますが…。
おまけに最初の日は雨。でもなかなか快適でありました。 生口島には平山郁夫美術館、日光陽明門をまねた耕三寺があります。 来島海峡は村上水軍の活躍した場所で、大三島には国宝に指定された薙刀、太刀、 鎧などの武具が大山祇神社にありましたね。
伯方の塩もここで生産されています。
<しまなみ海道とは→http://www.go-shimanami.jp/index.html


 

しまなみ海道ひとり旅 (2010年9月27日および28日)

9月27日:尾道〜向島〜因島〜生口島〜大三島(約50km)
9月28日:大三島〜伯方島(はかたじま)〜大島〜今治(約65km)
旅人:シンゾウ

 しまなみ海道は尾道と今治を結ぶ本四国架橋連絡ルートです。
  瀬戸内海の島々を眺めながら自転車でも徒歩でも渡れるこのルートは、サイクリング コースのNo.1にランクされています。毎年秋には、今治から徒歩で渡るスリーデーマーチ のイベントが開催されています。今年は10月22~24日。全国から毎年やってきて、翌年の宿を予約する人がいるんだと民宿の人が言っていました。ただし、この世に存在していれば、の条件付ですが。
  しまなみ海道の通行料は徒歩は無料。自転車では500円。まず、尾道駅でサイクリング・クーポンを買う。これで料金が半額になります。ここから向島へは目と鼻の先。フェリーが安くて(110円)便利。向島を海沿いに走り、因島大橋からサイクリングコースを走る。この橋は唯一、車と自転車・歩道が上下に分離されています。しまなみ海道は交通量も少ないので自転車で走るには理想的なコースです。島伝いのしまなみ海道の距離はトータルで80km位。でも、橋は海上50mの高さにかかっているので、その都度、上り下りがあります。あいにく出発日の午後は雨になりましたが、瀬戸内の風を浴びながら、さわやかで快適なサイクリングでしたね。

因島大橋(向島〜因島)つり橋1270mと自転車道
生口橋(因島〜生口島)斜張橋790m
多田羅大橋(生口島〜大三島)斜張橋 890m
大三島橋(大三島〜伯方島)アーチ橋 328m
伯方・大島大橋(伯方島〜大島)桁橋(325m)+ つり橋(840m)
来島海峡大橋(大島〜今治)3連つり橋 4105m ここは長いでっせ

  瀬戸内は戦国時代、水軍が駆けめぐったところです。因島、大三島、大島、今治には城跡や武具、遺品が残っています。訪ねたところは、
  ・ 万田酵素の工場(因島)
  ・ 平山郁夫美術館(大三島)
  ・ 耕三寺(大三島)
  ・ 伯方の塩工場(大三島、伯方)
  ・ 大山祇(おおやまずみ)神社(大三島)
  ・ 村上水軍博物館(大島)です。

万田酵素の工場にて
平山郁夫美術館にて
耕三寺(日光をまねて作ったので西日光ともいう)
大山祇神社
大山祇神社境内にある展示品(国宝)写真撮影はダメですが誰もいないので

 万田酵素を使うと巨大な植物に成長します。こどもが植えたひまわりにこの万田酵素をやってみたら4mをこえる木?になった。根元の株の大きさが違います。写真のかぼちゃの重量は285kg。万田酵素は黒糖、かき、みかん等の果実、コーンスターチ、ゴマ、ココアなどを3年かけて発酵させてつくるんだって。この会社はみなさん礼儀がいいんですよ。12時前に入ったのですが、昼食にもかかわらず、にこにこ顔で説明して下さいました。
  温泉が、という向きには大三島に多田羅温泉や海洋温浴施設マーレ・グラッシアがあります。大島の亀老山(301m)に上ると来島海峡大橋全体を一望できます。大島ではサイクリングコースを離れて、海沿いに走ってみたらとんでもない山道に入ってしまった。おかげで、亀老山には残念ながら登れませんでした。伯方の塩は東京でも有名ですが、大島ではこの塩を使った塩ラーメンがうまい。帰りは今治から福山まで自転車をたたんで、バス。2400円也。  
  四国にわたるとのんびり感が伝わってきます。毎日が日曜日の御同輩、もう急ぐことはありませんゾ。自転車でスローライフはいかがですかあ。幸にも日本には地方へいくと美しい自然があります。八丈島へ行こう。そして能登はいらんかいネェ〜。

 おわり

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