四国八十八ヵ所巡礼の旅 -3 (2011.3/3〜28)
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坂口屋を早朝7時過ぎに出発し遍路道を自転車で21番大龍寺へ。標高500mの大龍寺には歩きも入れて8時半到着。途中韓国から来た一人遍路の女性がいた。日本語はあまり通じないようだったが、四国には色んな人がやって来るもんだ。22番平等寺で再びI氏と会い、日亜化学の工場を訪ねコーヒーの接待を受ける。I氏はすでに日亜化学を退職しているが、受付の女性は昔と変わらぬようなフレンドリーな対応だった。海岸線に沿って南下し、23番薬王寺へ。今日の宿は室戸への中間点にある民宿吉田。この時期、宿にはまだお遍路さんは少ない。明日からいよいよ高知県入り。勇気りんりんルリの色。走行距離は63km。今日は順調でしたね。
<3月8日(木)>
民宿吉田から室戸岬までは約60キロ。あいにく今日は雨だった。道中一人旅のお遍路さんが数人いた。室戸周辺は隆起した岩石が至るところにあり、ジオパークとして登録されている。24番最御崎寺(ほつみさきじ)は岬の山上。標高165mの灯台のわきにある。
岬をまわって25番津照寺(しんしょうじ)から26番金剛頂寺へ。ここも標高165mの山上。 登山の途中の喫茶店でコーヒーを飲んでいると高知県警の人がやって来た。
いまでも東北の被災地へ行くらしいが、厳めしい格好に似ず気さくな2人だった。
宿泊は金剛頂寺の宿坊。この宿坊は旅アドバイザーのTさんの勧め。精進料理かなと思いきや、素晴らしい夕食でした。同宿の人がここの料理を知っている人は遍路のプロだと言っていたが。歩き遍路5回目で奈良から来た人への質問。
「歩いている時、何を考えていますか」
「過去も将来も考えません。今生きている自分です」