SUNDAY MAINICHI-9.9

2012.7 

四国八十八ヵ所巡礼の旅 -9 (2011.3/3〜28) 
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 今日もあまくはなかった。 昨晩の宿のある小松付近の62番宝寿寺、63番吉祥寺、64番前神寺を回って新居浜、川之江から65番三角寺を目指す。納経の受け付けは朝7時からと思っていたが、宝寿寺だけは8時からと張り紙がある。ベンチで受付を待っていた岐阜から来た女性によると、ここはそういう意味で有名なんだそうだ。昼間も12時から午後1時までは休憩時間となっていた。
  新居浜を過ぎるあたりでシトシトピッチャン、シトピッチャンの子連れ狼に出てくるような手押し車を押して歩いている遍路姿の人がいた。自転車を降りて歩きながらいろいろ聞いてみると、北海道出身で8年前北海道から高野山に参り、その後徳島へきて以後ずっと八十八カ所と番外霊場をあわせて108カ所を巡っている。休みは元旦のみ。野宿をしているので食費と納経代があればいい。家を回ってお経をあげてなにがしかのお礼を貰うのだと。現代版弘法大師でっせ。
  川之江からは徳島へ通じる192号線を走る。66番三角寺は標高500mの所にあった。宿の民宿岡田へいくには勿体無いが、一旦下までおりて、また300mまで登るのだ。考えてみると9時半ころから走り始め、昼メシの1時間を除き、5時まで走っていた。宿は愛媛県、香川県、徳島県の境目にある。あすは雲辺寺へ。宿のメシはどうか、との問い合わせがあった。泊まっている所は八十八カ所を3回も巡っているTさんのおすすめのところでうまいでっせ。民宿岡田は遍路の人には人気があるので早めに予約しないと泊まれない。あと4日のところまできました。いよいよあすはうどん県入りです。

<3月21日(水)>

宝寿寺
吉祥寺
前神寺
現代版弘法大師
三角寺

 今日は最後で最大の難所、天空の寺66番雲辺寺です。でも頂上まで自転車で行けると言う。朝7時宿を出て登山道をこぐ。民宿岡田が標高250mで、雲辺寺が910m。標高差660mを約2.5時間かけてゆっくり登る。勾配は日光いろは坂の方がきつい。
  67番大興寺、68番神恵院、69番観音寺を経て70番本山寺まで来ました。道中、あの子連れ狼型のお遍路姿にまた出会いました。観音寺近くの有明浜には東西122m南北90m周囲345mもある巨大な砂絵「寛永通宝」があります。
  宿は観音寺の若松家。夕食を食べながら雑談していると、北海道から来た ある客は車にロバをつんで来たそうだ。人生色々。

<3月22日(木)>

雲辺寺
大興寺
神恵院
観音寺
本山寺

つづく →いよいよ最終回へ

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