ニャマダのよろずレポート-2(2012.9)

わが社亭御用達・あきらシェフのてーげーレシピ集2-120908

青パパイアとシーチキンのチャンプルー

 沖縄県の郡部や鹿児島県の奄美地域などでは、庭先に1〜2本植えられているパパイアの木。熟す前の青い果実は野菜として、漬物やチャンプルーなどの材料にも利用されています。青パパイアとシーチキンを使ったシンプルなチャンプルー料理を、あきらシェフに作ってもらいました。('12.9.8「わが社亭」の宴会にて) (※)テーゲーとは沖縄の方言で、「細かいことは気にしない」「適当」などの意で使われます。

写真@ パパイアの木。高さ4〜5メートルにもなる。収穫がちょっと大変だ。

■ 材料(5〜6人前)■
青パパイア=1個(1キロ弱程度)。沖縄物産を扱っている店で買うか、ネット注文する。
シーチキン=2缶
塩こしょう=適量
そばつゆ=適量
サラダ油=適量

写真A 使用材料の一部
写真B皮むき器で皮をむく。牛乳のような白い乳液は、皮膚に染みるので要注意。パパイアは別名で「乳瓜(ちちうり)」、または「木瓜(もくか)」とも呼ばれるそうだ。この乳液は果実ばかりでなく、葉や茎などにも含まれています
写真C半分に切り種を取り除く。包丁や皮むき器で薄く切る
写真D薄く切ったものを、今度は5〜6センチの長さに切る
写真Eフライパンにサラダ油をひき加熱後、パパイアを均等に炒める
写真Fパパイアがしんなりしてきたら、シーチキンを汁ごと追加しさらに炒める
写真Gその後、塩こしょうとそばつゆを入れてパパイアなどに馴染ませ、味を調える
写真H皿に盛り付けて出来上がり

 パパイア自体はちょっと固めですが、果物本来の甘みが少しあり、それなりに食べ応えもあります。これも酒のつまみになる一品で、ついつい飲み過ぎます。ネットで調べたところ、青パパイアにはタンパク質分解酵素の「パパイン」が多く含まれており、肉料理の消化促進に役立つそうで、肉料理と相性が良さそうです。

「にゃまだ」記