ニャマダのよろずレポート-7(2013.2)

わが社亭御用達・あきらシェフのてーげー*レシピ集7-130216

油そうめん

 本日は、にゃまだの古里・鹿児島県奄美大島などで食べられている油そうめんをあきらシェフに作ってもらった。地元では、小腹が減った時や飲み会最後のつまみ兼軽食などとして、よく食べられている。材料は、そうめんのほかに豚バラ肉や多くの野菜を使うなど、ヘルシーでおふくろの味的な郷土料理である。('13.02.16「わが社亭」の宴会にて)
(*)「てーげー」とは沖縄の方言で、「細かいことは気にしない」「適当」などの意で使われます。

■ 材料(10人前)■
そうめん
豚バラ肉
干しシイタケ
だしコンブ
煮干し
キャベツ 
ニンジン
カラーピーマン 
12束
350g
10枚
4枚
1袋
半玉
3本
2個
ゴマ油
塩コショウ
そばつゆ   
適量
適量
適量
材料を下こしらえした状態。ニンジンとカラーピーマン、シイタケ、コンブは火が通りやすいように千切りにする。キャベツは食べやすいサイズに切る。豚バラ肉は一口大に切る
シイタケとだしコンブを水で10時間ほど戻し、千切りにした状態。戻し汁も使う 深鍋にゴマ油を引き、火が通りにくいニンジンを先に炒める。次に豚バラ肉を入れて炒める
千切りにしたシイタケとコンブを戻し汁ごと入れ、具を混ぜながら煮る 煮干しを入れ煮る
カラーピーマンを入れ煮る キャベツを入れ煮る
そうめん以外の全材料が煮上がった状態
そうめんを固くゆでる(細い麺なので、指定時間の約半分ほどで)。ゆで過ぎないように注意する ゆでたそうめんを水洗いし、ざるにあげ水切りしておく
中華鍋やフライパンにそうめんと煮た材料を適宜入れ、混ぜながら(好みに応じて)水分が無くなるまでもう一度煮る
塩コショウとそばつゆで味を調える
出来上がり。奄美のピーナッツみそ漬け(右)を添えてみた 舌鼓を打つM氏
同Y氏 同M氏とH氏

 一見、油そうめんは沖縄料理のソーミンチャンプルーに似ているが、調理法は違っており別物である。チャンプルーがゆでたそうめんを油で炒め、焼きそば風であるのに対し、油そうめんは、ゆで上がったそうめんにシイタケやコンブなどから出た出し汁を絡めるのが特徴である。
 地元では、具をニラや煮干しでシンプルに作るものから、冷蔵庫の余った野菜やシーチキン、サバの水煮の缶詰を使うなどさまざま調理方法がある。霧島酒造株式会社のHP→見るでも3様の調理法が紹介されている。食材の在庫一掃にもなり、一度トライしてみたらどうだろう。


「にゃまだ」記